2006年 12月 19日
先日、娘の現地の学校で「パジャマを着ていく日」というのがありました。 それは、パジャマ・パーティではなく、ポーラー・エクスプレスにのってノース・ポールに行く冒険のため。とお便りにはありました。実際は学校でこの本の原書『The Polar Express』を読んでもらったり、ビデオを見たりするというイベントだったようです。
朝、「恥ずかしい~~。」と言いながらパジャマで出て行った娘。上はジャケットを羽織りますが、ズボンは思いっきりパジャマ。(笑) (一応、いつでも脱げるように下に普通のズボンをはいていきました。) アメリカは時々、こういったコスチューム指定の日があります。 (代表的なのはハロウィンですが、他にもいろいろ。) 私は、映画版の『ポーラー・エクスプレス』もこの本も今まで読んだことがなかったのですが、たまたま同じ日に、村上春樹好きの友達の家でこの絵本を借りてきたので、子供が寝る前に読んでみました。 「今日見たのと一緒! あれ?でも、日本語だ~!?」と、喜ぶ娘。 このストーリー、ご存知の方も多いのでしょうね。 主人公の少年が不思議な汽車に乗って、サンタに会いに行き、そこで一番最初のプレゼントを受け取る子供に選ばれる。そして、少年の願った贈り物というのは・・・?? 静かで幻想的な絵、そして、心地よい春樹さんの日本語。 娘がパジャマを着て学校へ行ったのは、この汽車に乗っている子供たち(子供しか乗れないのです)が皆パジャマを着ているからなのでした。 誰もが大人になり、子供の頃の心をいつのまにか忘れてしまうけれど、でも、きっともう一度昔のように夢物語だって信じることが出来る。 きっときっと。 そんなほんのりとせつなくノスタルジックな気持ちにさせてくれる、素敵な絵本でした。 日本から取り寄せしようかな~、英語版を買おうかな~。と、考え中。 ところで、先日、息子の幼稚園のクリスマスイベントで、サンタさんが登場しました。 このサンタさんを見た娘は得意げに「あのサンタさんはにせものだよね~~~。」と言います。 なんで?と聞くと、「だって、本物のサンタさんは子供が寝てるときにしかこないんだもん!!」 とキッパリ。 (笑) いつまでも、この言葉を言ってくれる様に、親もボロを出さないようにしなくちゃね。
by canal-city
| 2006-12-19 07:51
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