2006年 02月 06日
とにかく映像の中に溢れる光が美しい。窓から差し込む柔らかい光がゆっくりと消えていく時の繊細な美しさにはただただ感銘をうけます。。絵画には詳しくないけれど、どこかフェルメールのような・・・。
私の中にある白く明るいスペインとは違い、荒れた大地に覆われた寂しい風景。普段スポットを浴びることのないスペインの北の物語。 父を慕う娘と、人知れぬ苦悩を抱える父。その心の通い合い、そしてすれ違う様が静かに語られていく。 繊細な少女の目と成長していく様を通して。 最後の最後、父の秘密を知っていたと告白する娘。 驚く父、そしてその娘に父は全てを話そうとしたのかな? 娘に許しを乞うように?少しでも心の重みを軽くするために? でも、そのときの娘はもう父から離れてしまっていた。あの、父が大好きで、まとわり着いていた頃からはもう遠くへだたってしまって。 哀しいけれど、とても美しいドラマ。 もう一度見たいな・・・。 少女時代のエストレ―リャの着ている洋服もとても素敵で可愛らしかったな。
by canal-city
| 2006-02-06 22:38
| 映画とドラマ
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