2005年 06月 09日
昨晩、佐々木正美先生の子育てに関する講演会に行ってきました。
佐々木先生は「子どもへのまなざし」という著作で、非常に有名な方です。 6時半から8時半までの2時間の予定でしたが、当初「寝ちゃうかも・・」という不安があったのに、気がつたらもう食い入るように話に聞き入った2時間でした。 今日のテーマは著作の題名と同じ「いい人間関係ができる子に育てたい」でした。 冒頭のお話、「人」という文字には「人に拠りかかる」「人を支える」という意味合いがある。という部分から、ぐっと話しに引き込まれてしまいました。 人としての幸せは何か? 佐々木先生は、様々な人の‘幸福論’を提示され 結局それは、「人として誰かを幸せにしている、だれかの役に立っている。という実感がなければ、本当の幸福は得られない」という普遍的な事実に基づいている。という風に言われました。 今までそんなこと、あまり考えたことなかったけれど、確かにそうなんですよね。 生きる喜び、価値は人間関係の中でしか見出すことができない。 そして、その人間関係を作り出すためには、子供の頃の友達と喜びを分かち合う経験が絶対に必要である。 子供の頃に、喜びを分かち合えないと大人になって痛みや悲しみを分かち合うことができなくなってしまう。という事を強くおっしゃっていました。 だから、子供の頃にはできるだけ、友達と遊ぶ時間を持たなければいけない。 友達との遊びの中で子供たちは、お互いから学び合い、教え合うという喜びも覚えていくのだそうです。だから、今のように、小学生の頃から習い事ばかりで、友達と遊ぶ時間が無い現代というのは、子供の中に良い人間関係を作るための力を育てるという十分な時間が無い。と嘆いておられました。 確かに、私が子供の頃は、毎日日暮れまで外で友達と遊んでばかりいました。 でも、最近は、そういう安全な場所も、皆で遊べるという時間も、少なくなっていますよね・・。 今、娘は習い事をしていますが、なんとなく続けている物もあり、それを見直すいいきっかけになったかもしれません。 この本2冊は昨日会場で購入したばかりなので、またちょこっとづつ読んでみたいと思います。 あ、そうそう、お話を聞きながら思ったのは、ブログという形式も、「人と喜びを分かち合う」っていうのに似ていませんか? 同じ物を好きな人や、同じ事を感じた人で語り合う。それが、今回のお話とすごくダブってしまいました♪ だから、楽しいんですねー。
by canal-city
| 2005-06-09 23:55
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